朝ごはん、毎日食べていますか?
1日の活力となる朝ごはんですが、世間では朝ごはんを食べずに出かける人も多いようなのです。
今回は、朝ごはんを食べるメリットや食べないメリット、朝ごはんは食べるべきなのか?といった問題について詳しく解説します。
この記事を読んで、ぜひ自分の朝ごはんを見直すきっかけにしてみてくださいね。
朝ごはんを食べる人の割合
誰もが食べて当たり前に思える朝ごはんですが、実は意外にも、朝ごはんを食べずにそのまま学校や会社へ行く人も多いのが現状です。
厚生労働省が2018年に発表した「平成29年国民健康・栄養調査結果の概要」によると、朝ごはんを食べない人が、男性では15.0%、女性では10.2%もいることが分かりました。
朝ごはんを抜く人のほとんどが10代、20代の若い世代ですが、次いで40代、50代の壮年世代も、朝ごはんを欠かしていることが判明しています。
食べない人も多くいる朝ごはんですが、実は朝ごはんにはメリットがたくさん存在するのです。
朝ごはんを食べるメリット
朝は出かける準備に忙しいので、朝ごはんを食べないことで時間を節約する人がいることも確かに頷けます。
しかし、朝ごはんをしっかり食べることによってたくさんのメリットが生まれることもまた事実です。
以下に、朝ごはんを食べるメリットをいくつかリストアップしてみました。
- シャキッと目覚めることができる
- 体内時計が正確になる
- 便秘を解消する
- 集中力や生産性がアップする
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
シャキッと目覚めることができる
目覚まし時計で起きることはできても、朝の起き抜けって、どうにもなかなか目が覚めませんよね。
うつらうつらした状態のままベッドの中にいて、気付いたら寝過ごしてしまった!という方も多いのではないでしょうか。
そんな時にパッと身体を起こして朝ごはんを食べることで、シャキッと目覚めることができます。
朝ごはんで摂取する食物の栄養によって身体にエネルギーが送られ、また食事の際の咀嚼運動で脳が活性化していきます。
朝、眠くてなかなか起きることができない……という方は、朝ごはんを食べる習慣を始めてみるのがおすすめです。
体内時計が正確になる
朝ごはんを食べることによって、体内時計が調整されるという嬉しい効果もあります。
人間の身体は、食事などの行為を目安に時間を把握する機能を持っています。
朝の時間帯にしっかりと朝ごはんを食べることで、身体に「今は朝なんだ」を分からせることができ、健康面にもよい影響をもたらします。
便秘を解消する
朝ごはんを食べることは、便秘の解消にも繋がります。
朝ごはんを食べると腸の蠕動運動が起き、便の排泄が促されます。
「最近、便秘気味でなかなか排便できてない……」という方は、まず朝ごはんを食べるところから始めてみましょう。
集中力や生産性がアップする
朝ごはんを食べる人は、食べない人に比べるとその日1日の集中力や生産性が格段にアップしています。
これは、朝ごはんを食べることで炭水化物を摂取し、脳にブドウ糖を供給できることが理由です。
集中力はブドウ糖の量によって左右されるため、朝ごはんをしっかり食べることで仕事の能率が上がるのです。
朝ごはんは、1日の生活を豊かにするためのカギであるともいえます。
朝ごはんを食べないメリット
「朝ごはんを食べたほうがいいことは分かってるけど、なかなか難しい」という方も中にはいるでしょう。
朝ごはんを食べることのメリットにばかりスポットが当たりがちですが、それとは逆に、朝ごはんを食べないメリットも確かに存在します。
朝ごはんを食べないメリットは、以下の通りです。
- 睡眠時間を長く取れる
- 他の朝活を楽しめる
- 朝の準備時間を多めに取れる
それぞれのメリットについて、順番に紹介します。
睡眠時間を長く取れる
朝ごはんを食べるとなったら、もちろん朝ごはんの準備をしなくてはなりません。
そのためには早く起きる必要がありますが、仕事が忙しい人などは、「少しでも長く寝ていたい……」というのが本音ではないでしょうか。
朝ごはんを食べなければ、当然朝ごはんの準備をする必要もないので、長く寝ていることが可能になります。
食事よりも睡眠を優先したい!という場合は、朝ごはんを食べないことがメリットになります。
他の朝活を楽しめる
他の朝活を楽しむために、朝ごはんを食べないという人も多いかもしれません。
たとえば、朝の散歩やランニング、朝風呂や読書、映画鑑賞、ブログの更新などなど……。
一般の企業に勤めていると、帰宅してからではなかなか自分の時間が取れないため、できるだけ朝に好きなことをやっておきたい!と思いますよね。
朝ごはんを食べずにいれば、そのぶん趣味の時間を多く取ることができるのも嬉しいポイントです。
朝の準備時間を多めに取れる
朝ごはんを食べずにいると、身支度の時間を多めに取ることができます。
朝は何かとバタバタしてしまいますが、朝ごはんの時間をカットするだけで、準備にゆとりが持てます。
身支度にたっぷり時間を使いたい!という場合は、朝ごはんは食べずにいた方がよいでしょう。
それでもやっぱり朝ごはんは食べるべき!
朝ごはんを食べないメリットを見ると、「別に無理して朝ごはんを食べる必要はないんじゃ……」と思ってしまいますよね。
確かに、睡眠時間を長く取れたり、朝の支度に時間をかけられたりなど、朝ごはんを食べないメリットも多くあります。
しかし、やはり朝ごはんは食べた方がよいといえるでしょう。
朝ごはんをしっかり食べることで体内時計は整い、健康面にもよい影響をもたらします。
また、便秘が解消したり、集中力が上がったりなど、朝ごはんを食べるだけで嬉しい副効用をたくさん得ることができます。
今まで朝ごはんを食べてこなかった、という方も、この機会にぜひ朝ごはんの習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
朝ごはんの支度をする余裕がない、という場合は、まずは牛乳やスムージーなどの飲み物だけにしてみるのがおすすめです。
きっと、朝ごはんを食べずにいた今まで以上に生産性や実りのある1日が送れますよ。