健康

 

投稿日時:

最終更新日: 2019.12.9

朝起きられないのはストレスからくる病気?!起立性調節障害という病気を考える

「なんだか朝起きるのがツライ…」といった経験がありませんか?
ハードワークでの身体の疲れや心の悩みなど、現代を生きる私たちはいろんなものを抱えすぎていて、朝起きられないということは誰にでも一度はあるものです。

しかしそうではなく起きられないときは、「起立性調節障害」の可能性もあるかもしれません。

目次

朝起きられないのはストレスのせい?!

朝起きられない ストレス

現代はストレス社会と呼ばれ、子どもから大人まで誰しもが、多少なりともストレスを抱えて生きている時代ではないかと思います。
それこそ、他人からしてみたらどうでもいいような小さな悩みに対して、さまざまな感情が入り混じり、自分の中ではうまく消化できずに巨大化してしまっていることもあるでしょう。
自分の中での折り合いをつけられない状態が続くと、誰でもしんどくなり辛いものですよね…。

しかし、悩みを抱えていないのにも関わらず、ただ単に朝が起きられないのは、どういう理由からくるのでしょうか?
夜更かししてしまった…などという明確な理由がないのに、朝スッキリと起きられない場合には、もしかしたら「起立性調節障害(きりつせいちょうせつしょうがい)」という病気の影響を受けている可能性があります。

この「起立性調節障害」という言葉は、メディアでも取り上げられたこともあるので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
病名を聞いたことがあっても、なかなかその内容を知らない方も多いかと思いますので、次の章でいっしょに学んでいきましょう。

ストレスからくる起立性調節障害とは

朝起きられない ストレス

起立性調節障害とは

起立性調節障害とは、自律神経の働きがうまくいかなくなり、「めまいや立ちくらみ、朝起きられない、頭痛、吐き気…」など、さまざまな症状を引き起こす病気の一つです。
特に若い中高生の思春期の子どもに多い傾向がありますが、大人になってから発症することもあります。
一日をとおして午前中に具合が悪くなることが多く、午後からは普通に動けたりするので、まわりからは誤解を受けやすい病気でもあります。

どんなふうに症状がでるのか

・立ちくらみやめまいを感じるので、ゆっくりとしか立ち上がれない
・立っていると、気分が悪くなる
・シャワーやお風呂に入ると、気分が悪くなる
・少しの動きで、息切れがする
・頭痛や体のだるさで、朝起きられない
・乗り物酔いしやすい

…他にも、食欲不振や顔面蒼白、腹痛など、さまざまな症状が起こります。
しかし、誰にでも疲れているときに起こりうる症状でもあるので、この病気を抱えている方が怠けていると単に誤解を受けやすいことも特徴です。

<参考>起立性調節障害症状について-厚生労働省

どんな方が自律神経を崩しやすいのか

  • 不規則な生活をおくっている
    仕事などで夜遅に帰宅するとか、昼夜逆転している方は、生活の乱れから自律神経が乱れがちになり、発症リスクが高まります。
  • 朝が苦手である
    朝が苦手で弱いタイプの方は、元々自律神経の働きが弱いことが多く、起立性調節障害になりやすいタイプです。
  • 真面目で責任感が強い
    真面目さゆえ、他人に合わせて自分自身を厳しく律しているようなタイプは、ストレスがたまり自律神経を崩してしまいがちになります。

他に、そもそも低血圧である方なども、起立性調節障害になりやすいです。
とにもかくにも、自律神経の乱れを防ぐことが肝心なのですね。

ストレスからくる起立性調節障害とは

横になっていて起き上がったとき、重力で下半身に血液が集まりますが、脚の血管の収縮により血圧を上げて、上半身にも血液を行きわたらせようとします。
しかし、さまざまな原因により自律神経の調節が不安定になることで、脚の血管の収縮がうまくいかずに、上半身への血液が不十分な状態となることで、朝、起きられなくなってしまいます。

この、さまざまな原因の中のひとつに「ストレス」があるのです。
起立性調節障害は自律神経の調節がうまくいなかい一つの病気でありながら、ストレスによりさらに病状が深刻になるとか、重症化してしまうことがあります。
自分自身の置かれている環境などに、ストレスが過多になってはいないか注意してみてくださいね。

一人で抱え込まずにお医者さんに相談を

朝起きられない ストレス

病院でお医者さんに相談しよう

起立性調節障害は自律神経の一つの病気なので、けっして一人で抱え込まずにお医者さんに相談をしましょう。
精神科や心療内科、または循環器科で診察をおこなっていますが、詳細はお近くの病院へ電話などで確認してからがいいでしょう。
他の病気と見極めるために、血液検査や尿検査、心電図、胸部レントゲン検査など、いくつかの検査をして診断をします。
起立性調節障害と診断された場合には、個々の状態にあわせて慎重に、薬物療法、または非薬物療法で治療をします。

日常生活でできることはあるのか

  • 朝、目覚めてすぐに起き上がることをせず、布団やベッドの中で軽いストレッチなどを行い、30秒くらい時間をかけてゆっくりと起き上がるようにします。
  • ストレスの原因がわかっている方は、できるだけそこから距離を置きたいものです。ストレスにより自律神経に負担がかかるのをさけるのが、その症状を打破する改善策です。
  • 低血圧の場合には、水分や塩分を摂ることも効果的ではありますが、自己判断で行う前にお医者さんに相談してから行いましょう。
  • お医者さんに症状を相談しつつ、自分の置かれている環境に問題点がないか見直してみましょう。

まとめ

朝起きられない ストレス

起立性調節障害は自律神経の乱れからおこる病気の一つであり、さまざまな原因から起こります。
ストレスを抱えていると、その症状により拍車がかかることや、長引いてしまうことがわかりました。

朝、起きられないことは誰にでもある症状だからと我慢せずに、一度は病院へお医者さんに相談し、診断をしてもらうのがおすすめです。
現代はなかなか難しいことがありますが、自覚しているストレスがある場合には、それを軽減、またはさけることで、少しでもストレスを緩和したいものです。

朝、起きられなくて辛いあなたに、朝から力のみなぎる体で元気に過ごせるように、少しでもお役に立てると幸いです。

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